安野光雅(あんのみつまさ)が描く絵が好きです。何度かテレビで見たこともあります。ネットで探したこともあります。
中公新書から「絵の教室」(1,029円)という本が出ているのを知って、早速購入。 本の帯に、次のように書かれていました。 たとえば、天使がラッパを吹きながら空を舞う名画は、技術の蓄積だけでは描けなかった。目に見えないその姿を描く画家は、人体のデッサンに習熟し、想像力に助けられて、絵画という世界を構築していったのだろう。この本ではクールベやゴッホなどのたくらみや情熱の跡を辿り、美の宇宙の源泉へ旅してみたい。描く技術、観賞する感性を会得するには、近道も終着点もないが、創造の歴史には「絵の真実」が現われてくる。 ・・・と、 「絵の教室」とタイトルがあるように、本の内容は、遠近法や自画像の描き方などなど、かなり技術的なことまでに触れています。 スーラやゴッホなどの名画も綺麗なカラーで転載されています。そして著者自身の習作や絵画も沢山収められています。 それぞれの絵やデッサンを観ていくだけでも愉しめる本です。 著者自身によるデンマークやスペインの街の佇(たたず)まいを描いた絵もいっぱい収録されています。 ポビーは、彼の絵は全て好きですが、特にヨーロッパの街の風景画が大好きです。観ているとその風景画の中に自分自身が溶け込んで、しばしの間空想の世界を徘徊できる魅力を提供してくれます。 ♪カラー版「絵の教室」(安野光雅著)の書籍情報は、コチラ>>
by pobby777
| 2006-12-21 22:04
| 本/講演など
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