脚本、プロデューサーを兼任のソフィア・コッポラ監督作品。 原作は、歴史文学者のアントニア フレイザー著「Marie Antoinette」。 原作の訳本は読んでいませんが、マリー・アントワネット誕生前から生涯を、過去の文献や彼女の母親からの書簡などの膨大な歴史的資料を基に描いた伝記小説(ノンフィクション)とのこと。 映画では、1770年、マリー・アントワネット(当時14歳)がルイ・オーギュスト(のちにルイ16世)に嫁ぐ時から、1789年、フランス革命勃発に伴いヴェルサイユ宮殿からパリのテュイルリー宮殿に身柄を移される時までを描く。 マリー・アントワネットを演じたキルステン・ダンストが好演です。末娘と謂(い)えどもオーストリア王女。幼くとも、物怖じしない凛(りん)とした側面と、幼な妻の愛くるしさを両立させる演技に好感を持ちました。 ヴェルサイユ宮殿をロケに借り受け、それぞれの史実に忠実な部屋部屋で物語を進めたと云われています。寝室、食事部屋等々。 実のある原作をチョイスし、フランス政府にヴェルサイユ宮殿をロケ地に提供させたプロデュースの手腕。 マリー・アントワネットは、きっとこのように感じて、考え、そのように行動したんだ。と思わせる脚本力(本当に思えるような嘘を上手に構成する技術)。 作品のカット構成の巧みさ、ミュージックのチョイスに伺える監督の技量。 プロデューサー、脚本家、監督と一人三役をこなしたソフィア・コッポラ女史に盛大な拍手を贈りたい。★★★。 「マリー・アントワネット」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
by pobby777
| 2007-01-27 21:34
| 映画など
|
カテゴリ
以前の記事
2011年 12月 2011年 11月 2008年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 フォロー中のブログ
ブログ リンク
政治家妻の台所
百子の部屋 Neoのおきらく報告 ウェブ リンク らぁめん 翠蓮ほぼ日手帳 超メモ術 ラ王への道 Ask.jpブログ検索 百式 MEDIAGUN D-BASE TB、コメントについて
TB、コメントとも制約を設けていませんので、気軽に投稿してくださいね。過去の記事への投稿も大歓迎です。 最新のトラックバック
検索
タグ
名古屋(58)
ラーメン(45) 映画(42) グルメ(31) アナログもの(20) 草花(19) 大阪(17) ピカデリー劇場(17) デジタルもの(15) 手帳(14) 吉野家(8) 伏見ミリオン座(7) 本(6) 牛丼(6) パスタ(6) 東京(5) 福井(5) ゴールド劇場(4) 蕎麦(3) スキン(2) その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||